ELSONA

コラム

震災から11年。2022年3月11日。 「東日本大震災」をきっかけにG&ECOが考えたこと。

2022.03.11

ELSONAコラム

3月11日。

多くの被害をもたらした東日本大震災。

約11年の月日がたってもあの日のことを鮮明に覚えている方も多いと思います。

災害はいつ起こるかわかりません。

今年一年も頻繁に地震が起こり、もはや当たり前になりつつあります。

そんな今だからこそ、私たちにはなにができるのでしょうか。

今だからできる防災対策とは?

私たちができることとは?

G&ECOが歩んだ一年間をまとめました。

災害に強いLPガスとガソリン2つの燃料が使える発電機

エルソナは、この東日本大震災を機に岩手県大槌町で生まれました。

震災当時、発電機といえばガソリン式のものがほとんど。
しかし、津波で流された街にはタンクローリー車も入ることができず、
また仮に入ることができても受け皿になるものが無いと入手できない
という実情に直面しました。

また、備蓄していたガソリンの劣化や、メンテナンス不足による発電機の故障なども多く、
「発電機があっても使えない」という事例が多発しました。

そういった状況の中でも 「LP ガスの復旧」だけは比較的早期におこなわれました。

しかし、震災当時、LPガスに対応した発電機がありませんでした。
この経験から生まれたのが 、LP ガスとガソリンの両方が使用できる
可搬型発電機「エルソナ」シリーズです。

累計販売台数は1400台を突破

多くの自治体や福祉施設、企業様などで導入いただき、
エルソナは累計販売台数1400台を突破いたしました。

そして、この一年、エルソナを通して様々な方に出会い、お話を伺ってきました。

奥様の安全を考えられ、ご自宅に発電機を設置された日向野さん

豪雨による4時間の停電をエルソナで乗り切った
智頭石油株式会社の皆様

昨今の新型コロナウィルスの影響を受け
感染症のリスクの高い方に対する避難所の整備を目的に
エルソナ25台を導入された岡山県 美咲町役場の皆様

被災された際のご経験から、連絡手段と冷房の重要性を感じられ、
冷房と暖房、両方使えるスポットバズーカとエルソナを8台導入された
和歌山県 那智勝浦町役場の皆様

G&ECOでは、できる限り現場に向かい、お客様の声を伺うことを大切に考えています。

それは、エルソナを通してできた「人」の繋がりを大切に考えているからです。

今後も、皆様の声を伺いながら、
皆様の暮らしの安心と安全に寄り添っていきたいと思っております。

今だからできる防災対策とは?

近年、地震が頻繁におこり、また大雨や洪水、土砂災害など、
一年中、災害に関するニュースを耳にします。

また、昨年7月におこった熱海での土砂災害など
思いもよらなかったところで、大きな被害が出ることもあります。

2021年防災意識調査では、
自宅で防災対策されている方が半数以上との結果もあり、
防災意識が高まっている様です。

ご家庭で出来る防災とは何でしょうか。

大切な家族を守るためには食料や電力の確保はもちろんですが、
平時から、ご家族で避難場所や避難ルートについて確認し、
待ち合わせ場所などを決めてみるのもいいかもしれません。

また、民間の企業様においては、急な停電で大きな被害を受ける可能性がある場合、
事前のシミュレーションを行い、
最低限業務を続けられるような対策をとられることをお勧めします。

1〜2時間の停電ではなく、3日間の停電を一度想定してみてください。

意外なところに防災の弱点があるかもしれません。

従業員の皆様や施設利用者の皆様の安全確保の為にも、
電力の確保として、発電機を設置することもご検討いただければと思います。

3月11日に向けて

G&ECOの一年は、大きく挑戦した一年でした。

エルソナの製造事業を受け持つ子会社
株式会社G&ECOプロダクツを新たに設立し、
製造から販売、アフターサービスまでを垂直統合する体制といたしました。

また、サービスの向上にも努め、常勤の全役員と間接部門を含む
全社員で「防災士」の資格取得に取り組みました。

「防災士」の資格取得により、多面的なご提案ができるようになったと考えております。

昨年末には、エルソナが災害時に有効に活用でき、安全な防災用品として認められ、
一般社団法人 防災安全協会より「防災製品等推奨品」の認証を取得いたしました。

これにより、安心してエルソナを導入いただけることと思います。

東日本大震災をきっかけに我々の防災意識や生活も大きく変わりました。

当たり前と思って過ごしている毎日は、あたりまえではありません。

「エルソナ」の語源は「備える」から。
「備える」力が強さに繋がるとG&ECOは考えます。

毎年、この日を迎える度に新たに気が引き締まる思いですが、
残された私たちに何ができるのか、引き続き自問しながら、
皆様に安心をお届けできたらと思っております。

最後になりましたが、
東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、
そのご家族や被災された方々に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

被害を受けられた方々の1日も早い復興を心よりお祈りいたします。

(記事ライター:井髙 沙織)

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