コラム
発電機エルソナから始まる地域の防災意識の浸透 発電機の電力で、もしもの災害時に備え、住民の方に安心を【岡山県美咲町納品インタビュー】
2021.05.17
納品インタビュー
みなさんは災害対策をしていますか?
もし今災害が起きた場合、すぐにその災害対策を行動に移すことはことができますか?
もしもの時に備えておくことで、住民・地域の防災意識が高まり、
いざという時に適切な行動が取れるようになります。
今回、ご登場いただくのは、岡山県美咲町くらし安全課の田口(たぐち)さんと見手倉(みてくら)さんです。
岡山県のほぼ中央部に位置する美咲町は、総面積の約6割を山林が占め、町の中央部には「日本の棚田百選」にも選ばれた美しい棚田が広がっています。
自然豊かな美咲町ですが、山間部が多いため避難までの移動や救助が来るまで時間がかかる地域も多く、自主的な防災意識の浸透が必要不可欠です。
今回、もしもの時の停電に備えて美咲町に今回LPガス&ガソリン発電機「ELSONA」を導入いただきました。
導入に至る経緯や災害時の対策についてインタビューしてきました。
昨今の自然災害の増加や、感染症の影響で導入を決意
ー導入の経緯を教えてください
昨今の新型コロナウィルスの影響で、感染症のリスクの高い方に対する避難所の整備を目的に導入しました。未だ避難所に非常用電源などが整備されていない状況です。しかし近年災害が増加し停電被害もあったため、避難所で使用可能な非常用電源の導入を検討しました。
ーエルソナの魅力や導入の決め手などはありますか
導入の決め手は、LPガスとガソリンの2つの燃料が使える点に加えて、他の発電機はカバーがついているものが多いですがエルソナはカバーがないためメンテナンスがしやすいと思い購入しました。またタイヤも大きいので瓦礫の上でも移動が楽なのもいいですね。
ーメンテナンスはどのくらいの頻度で行う予定ですか
基本的には半年に1回は、イベントなどの時などに地元の方に使ってもらおうと考えています。非常時に限らず使ってもらえれば訓練といった形にもなるので、いいかなと思います。
メンテナンス自体は1年に1回できればと思いますが、少なくとも3年に1回は清掃などの大きなメンテナンスをしようと思います。
いざという災害に備えて
ー停電時、発電機を使ってどのようなものを動かそうと考えていますか
災害が起こった時、電気がないと何もできません。その中でもネット・テレビといった、情報取得するための機器は特に必要だと思います。過去の災害時も、携帯電話がダウンして2、3日情報が伝わらなかったこともありました。そういった意味で、第一に情報取得はしっかりできるように整備していきたいと思っています。
ー他の自治体の方やこれから購入を考えている方へ一言お願いします
非常時の備えとして、エルソナはガソリンとLPガスの2つの燃料が使えるので安心感があります。災害時燃料を確保するのはなかなか大変で、ガソリンも枯渇する可能性があります。そんな時、LPガスは身近に調達できるので選択肢が広がるといった意味でもとても魅力的だと思います。
ーエルソナを導入して今後どのように防災を進めていきたいと考えていますか
今回エルソナを導入したので、それをきっかけに地元の防災組織の強化に繋がればいいと思います。また、地域や人によって意識差もあるので、とりあえず発電機を使ってもらって自主防災組織の活動を広げていきたいと思います。実際、災害の時にはすぐに職員が駆けつけることが難しい場合もあります。各個人が危機感を持って行動することが大事だと思います。
インタビューを通して、行政の方だけではなく、地域全体で一丸となって防災に取り組んでいることが伝わってきました。
災害はいつおこるかわかりません。
また、停電になってしまうと私たちが思っている以上に生活へ深刻な影響が出ます。
そういった意味で機器の導入だけに留まらず、普段から一人ひとりが危機感を持って行動することが必要不可欠になります。今回の事例のように、エルソナを導入したことをきっかけに、地域の皆さまの防災意識向上に役立てていただけると嬉しく思います。
(インタビューアー・記事ライター 緒方 貴人)
今回の納品協力会社様
株式会社SAWADA
〒721-0963 広島県福山市南手城町1丁目17-11 TEL:084-924-8320
納品先
岡山県美咲町 計25台(S-3500:15台 S-5500:10台)